ホワイト企業に転職したいだけどいい戦略はないの?
こんな方におすすめです。
今回は書籍「転職と副業のかけ算―生涯年収を最大化する生き方ー」と「ずらし転職 ムリなく結果が残せる新天地の探し方」で紹介されている軸ずらし転職について紹介します。
今の時代、残業を減らすためには職種✖️業界が超重要です。
業界選びを間違えただけでブラック企業を引く確率が上がります。
そうならないためにもブラック企業にいる人は今の職種を生かししつつ業界をずらすことでホワイト企業に転職できます。
軸ずらし転職とは
軸ずらし転職をするメリット
軸ずらし転職ではやってはいけないこと
軸ずらし転職が向かいない人
詳しくみていきましょう!
軸ずらし転職とは
今ままでの経験から自分の得意である職種や業界どちら一つを残しつつ転職をすること。
具体的なイメージはこんな感じです。
- 業界を固定して職種を変える
- 職種を固定して業界を変える
例えば、最初は商社の営業マンとしてスタートして転職するときに営業職を固定して住宅業界の営業に転職する。
次に住宅業界を固定してマーケティングに移動する。
このように職種もしくは業界を固定して転職方法です。
軸ずらし転職のデメリット・メリット
たった一つのデメリット
軸ずらし転職するデメリットはたった一つです。
ズバリ、ハードルの高さです。
まず、1番簡単な転職を想像してみてください。
「同じ業界✖️同じ職種」もしくは「年収が下がる転職」が1番簡単です。
なぜなら、今までの経験や実績が使えて、企業も安く人材が採用でき、コスパがいいからです。
一方、軸ずらし転職はハードルが高いです。
軸ずらし転職をするためには職種で実績・スキルがあるもしくは業界で知識や経験があることが重要しされます。
このように自分の得意を生かした転職になるため、得意がない人にとってはハードルが高くなってしまいます。
例えば、たかしくんが経験やスキルが浅い場合は転職エージェントに「軸ずらし転職がしたい」と伝えても、転職エージェントから「未経験な業界だから厳しいです」「未経験な職種だから厳しいです」と必ず言われます。
このように軸ずらし転職はハードルが高いです。
じゃあ軸ずらし転職しない方が・・・
そんなことはありません。
今の職種もしくは業界どちら一方でスキルや経験があれば、軸ずらし転職に挑戦するだけの価値があります。
軸ずらし転職のメリット
軸ずらし転職するメリットは5つあります
ホワイト企業に転職できる
年収アップが狙える
完全未経験よりも転職活動のハードルが下がる
極力転職活動をしなくてもいい
生存確率が上がる
メリット① ホワイト企業に転職できる
メリット1つ目は「ホワイト企業に転職できる」です。
ホワイト企業に転職するためには業界選びが超重要です。
例えば、ブラック企業にいるにたかしくんが同業界・同職種に転職したらブラック企業に当たる確率が上がります。
なぜなら、業界全体でブラックな体質を持っているからです。
だからこそ職種はそのままに儲かっている業界に転職できれば、ブラック企業に当たる確率が低くなります。
どうして儲かっている業界がいいの?
儲かっている業界=待遇がいいからです
儲かっている業界は社員にお金が使えます。
一方、儲かっていない業界は社員に使えるお金が儲かっている業界に比べて圧倒的に低くなります。
ブラック企業にいる人は職種はそのままで業界を変えるだけでホワイト企業に転職できる確率が上がります。
儲かっている業界を見分けるコツが知りたい人はこちらの記事がおすすめです。
メリット② 年収アップが狙える
メリット2つ目は「年収アップが狙える」です。
年収を上げるためには業界と職種が重要になってきます。
なぜなら年収が高い業界・職種と年収が低い業界・職種が棲み分けされているからです。
だからこそ年収が高い業界もしくは年収が高い職種に転職すれば、年収が上がります
しかし、年収をアップさせるためには努力が必要です。
努力しずに待っているだけでは年収は上がりません。
自分が「会社にどんな価値を提供できるか」をしっかりと考える必要があります。
だからこそ軸ずらし転職がオススメです。
軸ずらし転職をすることで今までの経験や価値を提供することできます。
その結果、年収アップが狙える業界や職種に転職することができます。
メリット③ 完全未経験に比べて転職活動のハードルが下がる
メリット3つ目は完全未経験よりも転職活動のハードルが低くなります。
転職活動の際にもっと重要なのが「転職先の企業に対して自分が何を提供できるか」です。
完全未経験ではこれまでの経験や知識が使えないため、職務経歴書や面接で、答えづらくなってしまいす。
一方、業界もしくは職種に片足を残したままであれば、これまでの経験や知識を提供することができます。
完全未経験よりも転職活動のハードルが下がるため、軸ずらし転職がオススメです。
メリット④ 極論転職活動をしなくてもいい
メリット4つ目は「極論転職活動をしなくてもいい」です。
え?転職活動をしなくてもいいってどういうこと?
ズバリ社内での異動です
ここで重要なのが「同業界で別職種に転職する場合は社内でそれが実現できないか」考えることも一つの手です。
転職活動において1番簡単な転職活動は同業界✖️同職種です。
そのため、業界や職種を変えることはハードルが高いです。
一方、社内の異動を想像してみてください。
社内異動でも業界はそのままで職種を変えることができます。
社内異動を実現させるためには現在の部署での実績は重要です。
実績あれば、その実績を買われて別の部署に移動することも可能です。
また、部署の課題を解決して、新しい部署を作るという手もあります。
転職活動と同じように努力は必要ですが、「社内異動でできないか」を考えることも一つの手です。
しかし、社内異動に注意点があります。
- 社内異動が難しい会社
- 社内異動がない会社にいる
- どの部署に行っても転職活動の軸が叶えられない
- 業界を変えたい
この場合は転職活動をはじめてください。
メリット⑤ 生存率が上がる
メリット5つ目は「生存確率が上がる」です。
最近ではVUCAという言葉があります。
Volatility(変動性)Uncertainty(不確実性)Complexity(曖昧性)Ambiguity(複雑性)の頭文字をとった言葉
つまり、世の中の環境の変動要素が高くなり、未来を見通すための要素が複雑に絡みすぎて、従来よりも未来の見通しが不確実になっているという意味です。
例えば、学生時代の頃は大企業に就職できれば安泰という言葉ありましたが今はそうではありません。
人生100年時代の到来により、50年から60年は存続できる企業の割は年々下がってきています。
さらに、トヨタの社長や経団連の会長が終身雇用の終了を告げるなど世の中の環境が変わってきています。
Youtubeも今子供人が大人になったらないかもしれません。
このVUCAの世界で5年後、10年後どうなっているかわかりません。
そのため、同職種✖️同業界などの1社に勤めるリスクが高まっています。
だからこそ
- 今儲かっている業界へ移る。
- 今流行りの職種に移る
といったことがVUCAの世界を行く抜くためには必要です。
軸ずらし転職の流れ
次に軸ずらし転職の手順について紹介します。
ざっくりとした流れはこんな感じです。
- 転職したい理由を明確にする
- 転職エージェントに相談する
- 業界や企業の情報を集める
- ずらす軸を決定する。
- 応募して内定を勝ち取る
という流れになります。
軸ずらし転職でやってはいけないこと
儲からない業界に転職する
軸ずらし転職する上でやってはいけないこと1つ目は儲からない業界や職種に転職することです。
なぜなら、儲からな業界や職種はブラック企業が多いからです。
せっかく転職するのにブラック企業に転職しては意味がありません。
儲かっている業界・職種=待遇がいい会社です。
待遇がいい=社員を大切にしてくれます。
儲かる業界の特徴は
- 労働集約的ではない業界
- 法人を相手にしている業界
- 競争がない業界
つまり、参入障壁が高い業界です。
例えば次のような業界です。
たばこ、石油、電気、ガス、メガバンク、大学、鉄道 etc
食品、自動車、化学、通信、航空 総合商社、薬品 etc
儲かる業界や職種を選ぶようにしてください。
転職したい理由を明確にしない
軸ずらし転職で重要なことは転職したい理由を明確にすることです。
ここが明確じゃないと職種もしくは業界どちらをずらしたらいいかわからなくなります。
例えば、
- 上司が嫌い
- 残業が多い
- 行きたくない部署に移動になった
こうした抽象的な理由ではいけません。
この原因を探す必要があります。
具体的には「どうして上司が嫌なのか?」「残業が多い理由は?」「本当にやりたい部署は?」といったことを明確にしてください。
1人で自問自答すると自分の都合のいいように解釈してしまいそう。
そういう時は第三者である転職エージェントに相談してください。
転職エージェントに相談することで転職したい理由が明確になります。
例えば、転職エージェントに上司が嫌いだから転職したいと伝えたとします。
そうすると転職エージェントは「どんなところが嫌いなんですか?」「どうしてですか?」といろいろな視点からヒアリングしてくれます。
ヒアリングを繰り返すことで真の理由がわかります。
また、転職エージェントは企業と転職者がマッチングして初めて報酬がもらえます。
そのため、本気で相談に乗ってくれます。
だからこそ転職したい理由が抽象的になってしまう場合は転職エージェントへの相談がオススメです。
転職エージェントに相談する際には面談で次のことを伝えることがオススメです。
- 軸ずらし転職をすること
- 自分の情報を全て開示すること
ここを伝えないと相談する意味がありません。
自分の情報を開示しないと転職エージェントが不安になってしまいます。
自分の情報を全て開示して、転職したい理由を明確にしましょう。
オススメの転職エージェントはマイナビエージェントです。
マイナビエージェントは親身になって話を聞いてくれるため、ストレスの原因や辞めたい理由が明確になります。
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完全未経験の職種を選ぶ
職種と業界両方とも未経験だと転職後、苦労してしまいます。
なぜなら企業が転職者に求めていることは即戦力だからです。
例えば、住宅の営業マンとして成果を残した、たかしくんが商社のマーケティングに転職したら、成果を出すまでに時間がかかります。
成果を出すまでに時間がかかると
- 社内で気まずくなる
- 仕事ができない人というレッテルがはられる。
- 会社を辞めたくなる
そのため、体力的にも精神的にもつらくなってしまいます。
確かし、やったことない業界と職種だったら今までの経験が使えないから成果を出すまでに時間がかかりそう。
こういった現象が起こってしまします。
もし、転職する際に職種と業界、両方変えたい場合は一度、社内異動もしくは軸ずらし転職をして、職種か業界を変えてから転職をした方がうまくいく可能性が高くなります。
まずは自分の得意な業界もしくは職種どちらか片方に軸足を残して、業界を変えるもしくは職種を変えてください。
軸ずらし転職が向いていない人
特定の業種✖️職種で極めたい人
1つ目は特定の職種✖️業界でスペシャリストになりたい人は向きません。
例えば、
- 不動産✖️営業
- マスコミ✖️記者
- 金融✖️アナリスト など
一つの業界✖️職種を極めたい人に向きません。
こういつ人はやりたいことが明確なため軸をずらしていく必要がありません。
通常キャリアを築いていくときには軸をずらしながらこれまでのキャリアを掛け算していくことで独自のキャリアを作っていきます。
しかし、一つのキャリアを極めたい人は自分の好きや得意で一点突破した方が満足度が高いです。
そのため、特定の業界✖️職種を極めたい人は残業や年収などよりもその業界✖️職種を極めることに注力してください。
一途な人
向いてない人は2つ目は業界や職種よりも今のチームで働き続けたい人です。
具体的には
- 今の社長の元で働きたい
- 社長に恩がある
- 今のチームを愛している など
今の職場や会社に満足している人です。
一途な人は今いる環境に居続けた方が絶対にうまくいきます。
だからこそ軸ずらし転職をする必要はありません。
給料がもらえればいい人
向いてない人3つ目は「給料がもらえればいい人」です。
軸ずらし転職は「業界について知識や経験がある」もしくは「職種において知識や経験がある」こう人が片足を残したまま別業界、別職種に転職をすることです。
そのため、知識や経験がない人は軸ずらし転職ができません。
給料がもらえればいい人は今の会社にいたほうが安定します。
わざわざ熱量と体力を削ってまで転職活動をする必要はありません。
まとめ ホワイ企業に転職する戦略「軸ずらし転職」
今回は軸ずらし転職について紹介しました。
今ままでの経験から自分の得意である職種や業界どちらか片方に軸足を残しつつ転職をすること
イメージとしてはこちらです。
軸ずらし転職をするメリットは次の5つです。
- ホワイト企業に転職できる
- 年収アップが狙える
- 完全未経験よりも転職活動のハードルが下がる
- 極論転職活動をしなくてもいい
- 生存確率が上がる
VUCAの時代において軸ずらし転職は重要な戦略です。
軸ずらし転職が向かない人は以下の人です。
特定の職種✖️業界でスペシャリストになりたい人
一途な人
給料がもらえればいい人
こういう人は軸ずらし転職は向きません。
これから時代、「年収を上げたい人」や「残業をなくしたい人」は軸ずらし転職がオススメです。
なぜなら、「年収を上げるにしろ」「残業を減らすにしろ」業界と職種選びが重要なカギを握っているからです。
例えば、儲かっていない業界や職種へ転職してしまうと待遇が悪くなってしまいます。
一方で、儲かっている業界や職種に転職することができれば、待遇は自然と良くなります。
そのため、自分の得意である職種や業界どちらか片方に軸足を残しつつ儲かっている職種や業界に転職することが重要です。
軸ずらし転職を成功させるためには転職エージェントを使うことがオススメです。
転職エージェントを使うことで転職したい理由が明確になり、どちらの軸をずらしたらいいかわかりやすくなります。
転職エージェントの使い方が詳しく知りたい方はこちらの記事がオススメです。
オススメの転職エージェントはこちらです。
マイナビエージェントマイナビエージェントは親身になって話を聞いてくれるため、転職の軸が抽象的になっている人はぜひ相談してみてください。
うまくいっていない転職活動が必ずうまくいきます。
ぜひ軸ずらし転職をして残業をなくしましょう
ではまた